ゲイの一年 ~四季折々~

ゲイとしての今後の人生についてゆるーく考えていきたいと思います。

濃密な24時間 ~平成最後の天城越え~

※注)今回の記事は内輪ネタです。予めご了承ください。




新年度最初で平成最後の登山は春の天城山を縦走することとなった。有名な演歌で歌われている、いわゆる「天城越え」である。

実際のところは、”天城山″という名前の山は存在していない。”天城山”とは伊豆半島中央部を東西に延びる連山の総称のことで、今回我々が登ったルートは伊豆中心付近にある旧天城トンネルから伊豆半島東側にある天城高原ゴルフ場を目指すというものだった。



我々登山サークルには土曜日出勤のメンバーが多いため、

  土曜夜20時集合
   ↓ 
  メンバーのKちゃん宅に前泊
   ↓
  日曜朝4時起床
   ↓
  朝8時登山スタート

というなかなかのハードスケジュールで登山計画は催行された。土曜勤務からダッシュで帰宅し集合場所に向かうと、元気なメンバーの笑顔に出迎えられてうれしかった。

その日は夜マックで簡単に夕食を済ませ、Kちゃん宅で早めの就寝をとった。



翌朝4時。

慣れない状況と登山への興奮からなかなか寝付けなかった我々であったが、眠い目をこすり、Kちゃんの運転する車で一路、ゴール地点の天城高原ゴルフ場を目指した。

なぜ先にゴール地点を目指したのかというと、今回のコースは一方通行の縦走ルートのため、先にゴール地点に車を置いていき、タクシーで天城山を迂回しながらスタート地点に向かう必要があったのである。



天城高原ゴルフ場にタクシーを呼んだ我々は、そこで今回の登山を運命づける出会いを果たす。それはタクシー運転手 ”Iさん” だ。

彼は当初、客にルート案内を任せるという行為に及んだことから、一時我々の心証を悪くするということがあった。しかし、それから彼は期せずして我々に有益な情報を残していく。それは「伊豆にはDHCの温泉がある」ということだ。

その後タクシーは登山口に到着し、運転手のIさんは我々にコッペパン・ほうじ茶・缶コーヒーを提供して(それらはその後、非常に役立つこととなる)、その場から立ち去った。



はて、DHCとはなんなのか?

我々はそんな疑問を心に抱えながら、天城山登山を開始したのであった。




天城山に足を踏み入れると、想像していたよりもはるかに緑が少なくて驚く。4月も下旬に入ったはずだが、伊豆にはまだ新緑の季節は訪れていないのだろうか。枯れ枝や枯れ草を踏み鳴らしつつ、あまり整備の行き届いていない登山道を頼りに進んでいく。


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沢沿いを見下ろしながら歩いていくと、そこでは鳥の鳴き声が響き渡っていた。


ホーホケキョ♪


大好きなウグイスの鳴き声に癒されつつも、急登続きで足は乳酸が溜まりツラくなってきた。登山開始から3時間経過したころ、ようやく天城縦走ルートのほぼ中間地点である”八丁池”にたどり着くことができた。


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”池”とは人工的にできた水溜まりを指すらしいから、どちらかというと”湖”と表現した方がいいのかもしれない。360度を山に囲まれた中、ひっそりと姿を現す”八丁池”はオアシス感がハンパなかった。

八丁池の湖畔(?)は砂浜のようになっており、また食事をしやすい芝生の空間が広がっていてとても居心地が良い。我々はここで昼食をとることに決めた。



昼食ではクッカーが大活躍した。それぞれお湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、ベーコンを焼いたり、アルファ米を炊いたり、思い思いの山メシを楽しんだ。


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写真は例のタクシー運転手Iさんから貰ったコッペパンである。

そして、この昼食で持参した水分をほぼ消費してしまった我々は、Iさんから譲り受けたほうじ茶・缶コーヒーに助けられる。今回の縦走ルート上には水分を補充することのできるスポットがない。もしもIさんから食料を受け取っていなかったら、我々の登山は失敗に終わっていた可能性が高いだろう(→ 登山には十分な量の水分を持っていきましょうね)。




昼食を終えると、時刻はすでに12時を回っている。翌日の仕事に支障をきたさぬよう、早めに帰宅する必要がある。我々は止まることなく足を進めなければならなかった。




登山後半は思いがけない試練の連続だった。

まず、山道の途中に設置された標識が明らかにおかしい。標識は山道の至るところに「万三郎岳まであと〇〇km」と書いてあるのだが、その距離感が常識を逸する。約15分で2km弱進んだかと思いきや、次の15分では300mしか進んでいないというような時空の歪みを我々に生じさせるのだ。

さらに、山道をところどころで見失ってしまう。山道に沿って取り付けられているリボンが途切れがちになっていたり、非常に見えづらい位置に付けられていたりするのだ。

また、メンバーが頭上の木の枝に頭をぶつけるという事態に複数回見舞われた。




そのような危機的状況の連続を、メンバーの1人がこのように表した。


これはDHC(ダーク・ヒストリー・カンパニー)の仕業だ、と。




タクシーの運ちゃんが言っていたことはこのことだったのか!

目から鱗が落ちる思いだった。。笑



以後、降りかかった災難をすべてDHCの仕業にすることで精神状態を安定かつ健康的に保ち、約14km・歩行時間約7時間の長距離縦走ルートを乗り越えることができたのであった。




―――

登山後は下半身を主とする疲労感・倦怠感、襲い来る睡魔で満身創痍となった我々は、DHC(ダーク・ヒストリー・カンパニー)によって赤沢日帰り温泉館へといざなわれた。


赤沢日帰り温泉館とは、DHCグループが運営するリゾート感満載の温泉施設なのだ!


ここの温泉はとにかく立地がよかった。なんといっても海と温泉が一体となって見えるオーシャンビューを楽しめる露天風呂。そして、DHCが誇る美容成分の入った薬湯もある。化粧水や乳液、シャンプーなどもDHCブランドで固められており、身も心も幸せになれる温泉だった。


温泉で疲れた体をさっぱりさせた後は、美味い地元食材を使ったメシに限る。ぼくはおすすめ定食を、そのほかのメンバーたちは地魚のおまかせ丼を食べた。美味かった。

 

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すべてのかたがついたときには、時刻はすでに19時30分を回っていた。しかし、我々はいまだに伊豆半島の割と下の方にいる!!

明日も仕事なのに~~と思いながら海岸沿いの道路をダッシュで北上し、なんとか22時には八王子に到着し、そこでそれぞれの帰路についたのであった。




久しぶりの前泊本気登山はめちゃくちゃ楽しかった。4人と少数精鋭ながら最高のチームにも恵まれた。

また来月の登山も待ち遠しいな~!


おわり