ゲイの一年 ~四季折々~

ゲイとしての今後の人生についてゆるーく考えていきたいと思います。

悟り世代の絶食系男子

ここのところ恋愛感情が一切起動しない。性欲がないというわけではないんだけど、胸キュンするとか、恋煩いをするとか、誰か特定の人に対して”(恋愛的に)好き”と感じる気持ちを忘れてかけている…。

だからといって、巷でよく耳にする「草食系男子」という言葉が自分にぴったり合うかというと必ずしもそういうわけではない。気になる人がいたら自分から積極的に絡みにいくし、肉食的な面も強いと思うから。


「じゃあ何が問題なんだよ!」ってことを自分の中で突き詰めて考えていくと、「恋愛する意味って何?」という疑問に対する明確な答えを見つけることができていないからなのかなということに考えは至る。



男同士のセックスには「子作り」という意味合いがないため、純粋に”快楽”を目的としているところがあると思う。ぼくの場合、”快楽”は自慰行為で十分充足状態にすることができるから、セックスに対するモチベーションが全然ないんだよね。だから、セックスはあってもなくてもどちらでもよいかなと考えている。セックスが楽しいならそれはそれでいいことだし、なかったらなかったで「へぇー」って感じで終わる気がする。


セックスを勘定に入れないで話を進めていくと、「じゃあ恋人と友だちの違いはなんだよ」という壁にぶち当たる。

休日を一緒に過ごしたり、いろいろな話題で議論したり、おいしいものを一緒に食べたりといったことは、別に恋人同士じゃなくても、普通に友だち同士でできることだったりする。ぼくの場合、ゲイの友だちにはそこそこ恵まれているから、そういった点では満たされているんだよね。毎週いろいろな人と会っておしゃべりしたり、出かけたり、そういった新しいわくわく感を日々感じている。

むしろ、恋人同士になると独占契約みたいのを暗に示されているような状態になるから、逆にプレッシャーになりそうだなと危惧してる(笑)。毎週のように会わなきゃいけないのかなーとか、毎日のようにLINEしなきゃいけないのかなーとか。恋人がいない状態が続いているからこそ、今の自由を手放せなくなっちゃってるのかも知れないけど、”友だち付き合い”から”恋人付き合い”に移行するメリットがよく分からないままなんだよね。。



そんな現実主義的な視点で恋愛を捉えてしまっている悟り世代の申し子代表のようなぼくだから、恋愛に対して重きを置かず食わず嫌いな絶食系男子と化してしまっている。



はい、こじらせまくってますよ。

――自覚してますから、大丈夫です。




恋愛って面倒くさい理屈抜きで直感的に燃え上がる感情なんでしょ?

ぼくだって理屈抜きで恋愛脳がガンガンに働いてアンテナがビンビンに起ってしまうような一目惚れとかしてみたいんだけど、そういった場面もなかなかないじゃん。もちろん第一印象で”好き”ってなることもないことはないけど、相手がゲイじゃなかったり、すでにパートナーがいたりして諦めることが多いから仕方ない。



ぼくはようやく最近になってゲイの恋愛事情とか出会い事情とかが分かるようになってきた。その結果、アプリとか掲示板とかでの顔の見えない場所で関係性を築いていくよりは、やっぱり直接顔と顔を合わせた場での出会いとファーストインプレッションが自分には必要だと思うようになった。

恋愛関係を築くには、相手の好きなところも嫌いなところも、自分の良いところもダメなところもすべて互いに認め合えることが大切だと感じる。そういった心の尺度を磨きつつ、これからの新しい出会いを一つひとつを丁寧に見つめていきたい。